今年に入って鳥取県内で発生した山岳遭難事案が過去最多となったことが、鳥取県警のまとめで分かりました。
鳥取県警によりますと、今年1月から10月末までに発生した県内での山岳遭難は38件で、2年前の年間37件をすでに更新し過去最多となりました。
コロナ明けで登山者が増えたことに加え、この夏は猛暑だったことから熱中症などによる救助要請が多かったということです。
遭難した当事者の数は43人で、このうち3人が死亡。年代の内訳では50代以上が約8割を占めています。
鳥取県警では、登山前には入念な下調べと準備をし、登山中少しでも体調の異変を感じたら無理せず引き返す勇気をもって欲しいとしています。
また、登山届の提出や県警と協定を結ぶ登山アプリへの事前登録などを呼び掛けています。