13日、国立公園・大山では初冠雪と同時に積雪も記録し、一気に秋を通り越して冬のような寒さとなりましたが、14日の山陰地方は一転、秋らしい陽気となりました。
突然大きくなった冬の足音。一気に冬支度が進む一方で、スキー場は心配の種もあるようです。
14日、鳥取県伯耆町の大山桝水高原。一面の銀世界が広がっていました。

記者 土江諒
「きょうの大山、きのうとはうって変わって青空が広がり日差しも戻りました。そしてこちらでは雪かきが行われている。」
スタッフ
「きついです。とってもきついです。(雪が)重たくって。」
スタッフらは朝から今シーズン初の雪かきに追わました。

大山ますみず高原天空リフト 影山斎人さん
「だいたい初雪って山頂が降ってその下が降ってこの高原に降りてくるが、いきなりこの高原まで降ったのは本当に久しぶり。」
13日、初冠雪ながら多いところで20センチの積雪があり、来週木曜まで紅葉を楽しめるはずの天空リフトは運休を余儀なくされました。
その一方で、まもなく迎えるウインタースポーツシーズンに向け、期待が高まるかと思われますが…。
大山ますみず高原天空リフト 影山斎人さん
「一気に降った時って、だいたい暖冬の傾向があるので、それに関してはシーズンに向けて心配なところもある。」
スノーパークは12月22日オープン予定ですが、「降るのか」「降らないのか」、悩ましい日々が続きそうです。
とはいえ、一度雪が降ると忙しくなるのが。
記者 安松裕一
「ここ数日の寒さでタイヤ交換などの問い合わせが増え始めています」
13日から冬用タイヤの購入や交換に関する問い合わせが急増。しかし、先週までの暖かさもあり例年のこの時期と比べると予約はまだ半分ほどとのこと。
12月に入っての混雑を避けるため、タイヤ購入や交換の早期割引を11月末まで延長しました。

タイヤ・ホイールカンパニー 中原道広店長
「いまの時点でサイズによっては欠品も出てきている。気温関係なしに12月になったら交換しようというお客様が増えるので、早め早めのご用意を促している」
突然の寒さに驚いたのは、人間だけではないようです。

雪とサクラの異色のコラボ、ソメイヨシノとみられます。
日本樹木医会によると、先週の強風で葉が落ちて季節外れの開花になったのではないかとのこと。
春を思わす陽気から、一転の積雪。14日も各地で今シーズン最低気温を記録していて、冬の足音はすぐそこまで聞こえています。