働く女性のみなさんは「生理休暇」を取得したことはあるでしょうか。
「制度がないからとれない」と誤解されがちですが、労働基準法で「生理日の就業が著しく困難な女性が休暇を請求したときは就業させてはならない」と定められていて、正社員、アルバイトなど関係なく誰でも取得する権利があります。一方で現場の人手不足などが原因で取得が進んでいないという現状もあります。

「生理休暇はあるけど取ったことない」(会社員の女性)
「あんまり聞かない」(大学4年生)
「女性だけの職場なので自分で休みも決められるので休みやすい」(化粧品メーカー勤務の女性)
「聞いたことない。興味なかった」(会社員の男性)

県医療労働組合連合会 嵯峨 猛書記長
「毎潮時、生理の度に生理休暇を取っている人はゼロ、残念ながら非常に取られていないという現状が明らかになっている」
こちらは今年8月、県医労連が医療や介護の現場で働く女性を対象に行った生理休暇に関するアンケートの結果です。

回答した290人のうち▽「毎潮時取っている」と回答した人はゼロ、▽「時々取っている」は1人、▽8割以上が「取っていない」と回答しました。
取っていない理由として最も多かったのは▽「周りが誰も取っていない」
次いで▽「仕事が多忙で雰囲気として取りづらい」▽「制度があることを知らなかった」となっています。

取得が進まない理由について看護の現場で働くベテラン職員は次のように現状を話します。

済生会病院 看護師 北浜幸貴子さん
「母性保護が大切だと分かっているはずのナースですらも、周りがとっていないとか先輩がとってないとか迷惑をかけるから薬を飲んで頑張りますと」
医労連南雅子執行委員長
「医療介護の現場で言うと人が足りない。全然足りない。だから休めないの悪循環」

一方、街の人からも様々な「取れない理由」が聞かれました。
「なんとなく上司が男性なので、理由がわかるので取りづらい」(会社員の女性)
「生理休暇を取れること自体知らない職員が多いかもしれない」(事務職の女性)

アンケートでは7割以上の人が「生理痛がある」と回答。3割以上は▽生理による体調不良や精神不安がある、▽生理前の不調、いわゆる月経前症候群があると答えています。

必要なのに取りづらい「生理休暇」。いったい何が変われば取りやすくなるのでしょうか。

街の人は…
「上の人がどんどん生理休暇を取ってくれるとこっちもありがたい」
(大学4年生)
「強制的に月に1回来るものだから決めるとか。大体、この周期にこの人は休みますと組み込んでおく。前後していいようなシフトを組む」
(化粧品メーカー勤務の女性)

「男性の理解がいまひとつ浸透していない部分もあるので、そういった面で全体の研修、全員で共有できる環境を作り理解を深めることが大切かと思う」
(会社員の男性)
医労連は県に対し・生理休暇の実態調査や・人手不足の解消を求める申し入れ書を提出し、働く女性の環境改善を訴えます。
医労連 南雅子 執行委員長
「若い時からそうやって酷使されると結局子どもができたあとも酷使される。それじゃ子供も増えない。結婚する気にもならないそれではいけないと思う」
人手不足解消などの環境整備とともに、職場の意識改革が浸透への第一歩となりそうです。














