分身ロボットカフェでのオリヒメ就労体験には、県内の特別支援学校から7人が参加しました。その一人、西条特別支援学校の丸山大斗さん。丸山さんは車椅子で生活しています。

オリヒメの操作を学び、この日は始めて一般のお客さんを接客します。2人の先輩オリヒメが見守る中、初心者マークをつけた丸山さん。お客さんがやってきました。

広島県立西条特別支援学校 高等部2年 丸山大斗 さん(17)
「私は研修生パイロットのやまちゃんです。きょうは先輩パイロットに見守られながら仕事をします。よろしくお願いします」

「よろしくお願いします。メニューで一番何がおすすめですか」
丸山さん
「えっとおすすめは…照り焼きチキンときんぴらのサンドとなっております」

自分を知ってもらおうと、用意していた得意の絵やアニメの話で会話も弾みました。

丸山さん
「きょうはありがとうございました」

「楽しかったです」
丸山さん
「私も楽しかったです」

就労体験を終えた丸山さん。これまで諦めていた接客の仕事も、将来の選択肢に加えました。

広島県立西条特別支援学校 高等部2年 丸山大斗 さん(17)
「自分、恥ずかしがりだから顔みたら緊張して。でもロボットだからしゃべりやすかったんじゃないかと思います」

丸山さんの担任 西野憲文 教諭
「肢体不自由生の児童・生徒は体験することが少ない。今回の体験を自分の自信にしてもらって就労につなげてほしい」

長岡さんにとって大きな存在となったオリヒメを、多くの生徒たちにも知ってほしい。分身ロボットが未来の希望を運びます。

長岡貴宣 さん
「分身ロボットの可能性は無限に広がっている。あとはこういった世界があることを皆さんに知ってもらうこと。特別支援学校の就労体験は、ぜひ全国の学校が体験できるよう、お手伝いさせてもらいます」

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開発したオリィ研究所によりますと、広島は観光都市なので観光分野での新しい働き方の開拓にもチャレンジしたいといいます。吉藤オリィ所長は「将来、自分の介護を分身ロボットを使って自分自身でする世の中が来るかもしれない」と話している。病気や障害で外出が難しい人も分身ロボットを使って働ける、そんな未来がすぐそこまで来ているのかもしれませんね。