注意のキーワードは「ゼロ距離」

毎年、発生している暖房器具による火災。総務省消防庁がまとめた、おととしの住宅火災の死者数で、たばこに次いで2番目に多い出火の原因が、石油ストーブや電気ストーブです。たばこによる火災は年中ありますが、ストーブは冬の間しか使わないことを考えると2番目というのは多く感じます。

そして特に、ストーブ類が原因となる火災で注意してほしいことがあります。キーワードは「ゼロ距離」です。

洗濯物を乾かそうと、電気ストーブの近くに干した際、洗濯物のタオルがストーブに接触しました。すると白い煙が出てきます。そして、見る見るうちに炎が広がり燃え始めました。

火を使わない電気を使った暖房器具でも、ヒーターに可燃物が直接触れることで発火する危険性があります。このような火災をNITEでは「ゼロ距離火災」として、注意を呼びかけています。