椿の島として知られる長崎県五島市で、特産品の椿油づくりが行われています。
椿油の原料となる椿の実です。
表面の皮をむいた黒い種を天日で干して使います。

五島市では先月中旬から椿油の製造が始まりました。
今年は天候不順で椿の種が昨年に比べ5トンほど少ないおよそ15トンほどしか取れませんでした。

椿の実は細かく砕かれ、10分ほど蒸された後、油として絞り出されます。
不純物を濾過機で取り除くと琥珀色の美しい椿油となります。

今村椿製油所・今村光次さん
「食べてもおいしいですし、肌とか髪に付けていただいても大変いいですから、そこは例年と全く変わらないと思います」

五島の特産品としての需要が年々高まっている椿油。椿油づくりは、来年3月まで続きます。