イスラエル軍が地上侵攻を進めるパレスチナ自治区ガザの保健当局などは複数の病院が攻撃を受け、多数の死傷者が出たと発表しました。

ガザの保健当局は10日、ガザ最大級のシファ病院がイスラエル軍による攻撃を受け、死傷者が出たと発表しました。ガザ側の死者は1万1000人を超えたとしています。

シファ病院には患者の他に数千人が避難していますが、イスラエル軍は地下にイスラム主義組織ハマスの重要拠点があると主張しています。また、パレスチナ赤新月社はクッズ病院への銃撃で1人が死亡、28人がけがをしたと述べました。停電のため懐中電灯などの明かりで医療にあたっているということです。

一方、イスラエル軍は住宅街にあるハマスの拠点を制圧しミサイルやドローンなどを押収、司令官や戦闘員およそ30人を殺害したと発表しました。