宮城県南三陸町の川で10日、例年より半月ほど遅れてサケの捕獲が行われ、稚魚をふ化させるための採卵作業が始まりました。

南三陸町志津川の八幡川です。「やな」と呼ばれるしかけの中でサケの姿はまばら。作業員が、1匹ずつ網を使ってすくいあげていきました。初日の捕獲数は、去年より5匹多い17匹でしたが、多い時は1日100匹以上捕獲していたため、数は大きく減っています。

その後、メスから卵を取り出し授精させていきました。採卵数は1万6千個と多い時の10分の1程度に留まり不漁が続いています。

志津川淡水漁協 千葉純一事務局長:
「毎年右肩下がりで漁獲量が減っているのは嘆かわしいが、少ない資源を大事に育てて放流して、またいつの日か魚が帰って来ることを願うのみです」

捕獲作業は、海水温が高く遡上が遅れたため例年より半月ほど遅いスタートとなりました。川でのサケの捕獲作業は12月まで行われます。

今シーズンは、沿岸刺し網漁と定置網漁もこれまでにない不漁となっていて、漁協は、海で回遊するサケから直接卵をとることはせず、北海道から卵を譲り受けることも検討しているということです。