ニューズナウで先月お伝えした鹿児島市街地で撮影したトビのヒナ、みなさんは覚えているでしょうか。伐採された木の上で、巣が丸見えの状態で子育てしていました。あれからおよそ2か月。巣は、ヒナたちは、どうなったのでしょうか?

5月撮影 巣があることを知らずに枝が伐採され”丸見え”状態で子育て



(記者)「あの木の上で子育てをしていたんですよね。いまは葉っぱに覆われて丸見えの状態ではなくなっています。あの時のヒナは今どこにいるのでしょうか?」

鹿児島市城南町の神社のクスノキに作られたトビの巣。28日は、親鳥もヒナの姿もありませんでした。

6月28日撮影 枝には再び葉が


今年3月、町内会が枝を伐採したところ、隠れていた巣が出現。その後2羽のヒナがかえり、親鳥が強風から守るように温める様子が見られました。

あれから2か月、以前、情報提供してくれた吉田健さんは毎日、巣の様子を観察していました。

トビを見守り続ける吉田健さん


(記者)「トビは今どこにいますか?」
(吉田さん)「先週の金曜日ぐらいから巣を離れ始めて、今はあそこの電柱のあたりに」
(記者)「1羽いますね」
(吉田さん)「巣の近くの電柱にずっといたり、ところどころ飛んだりしているかんじ」

丸見えの巣で育ったとみられるヒナです。



柔らかな白い羽毛で覆われ、フワフワだった面影はなく、わずか2か月ほどで、この変化。鋭いくちばしに凛々しい表情、立派な姿になっていました。

2か月ほどで凛々しく成長


吉田さんによると、2羽は先週、初めて巣から飛び立ったということで、巣の周りで大きく翼を広げ、力強く大空へ羽ばたくための飛行訓練の真っ最中でした。

親鳥と同じように2羽の成長を見守ってきた吉田さん。スマートフォンで撮り溜めた写真は300枚に。いまではトビ専用の写真フォルダを作り、成長を喜んでいます。


(吉田さん)「本当に生まれたときは、このぐらい小さかったと思うけど、結構みるみるうちに大きくなって、順調に、ああいう風に巣を離れて飛んだりしているのを見るとうれしい」


平川動物公園によりますと、トビのヒナは巣を飛び立った後も数週間から1か月は飛ぶ練習をしたり、親からエサをもらったりして過ごすということです。“完全な巣立ち”の日が少しづつ近づいています。


(吉田さん)「そのうち巣を遠く離れて独り立ちすると思うので、元気にたくましく育ってくれればいいなと思う」