パレスチナ自治区ガザで地上侵攻を続けるイスラエル軍は9日、ガザ市中心部にあり、戦闘の焦点となっている病院近くにあるイスラム組織ハマスの拠点を攻撃したと発表しました。

イスラエル軍は9日、ガザ市中心部でガザ最大級のシファ病院近くにあるハマスの軍事拠点を攻撃したと明らかにしました。

シファ病院をめぐっては、イスラエル側が地下にハマスの司令部があるとする一方、ハマス側はこれを否定していて、この病院への攻撃を本格化させるかが戦闘の焦点となっています。

また、ガザの保健当局は9日、1万812人が死亡したと発表し、イスラエル側とあわせ、死者は1万2000人を超えました。

こうしたなか、イスラエル軍はイスラエル南部の紅海に面する都市・エイラートで民間の建物にドローンが着弾したと発表しました。イスラエルメディアは、着弾したのは学校の建物だと伝えていて、これまでにけが人の情報はないということです。

エイラートなどイスラエル南部をめぐっては、イスラム組織ハマスと連帯するイエメンの反政府武装組織「フーシ派」が繰り返しドローンなどで攻撃を行っていて、緊張が高まっています。