高知のものづくりを発信し、地産地消や外商、そして若者の人材確保につなげようというイベントが高知市で始まりました。今年はより体験に力を入れています。

ものメッセKOCHIは県内のものづくりのレベルの高さを全国に発信すると共に、若者たちに県内企業を知ってもらおうと、県と県産業振興センターが毎年開いています。今年はこれまで以上に「体験」に力を入れていて、県内113社が実際に触れてもらったり、VR=仮想現実などで仕事の内容を疑似体験してもらったりして自慢の技術や製品をアピールしました。

このうち高知市の上田電機のブースではコントローラーを使わず人の手で、さらに少しの力で重いものを動かすことができるクレーン技術が紹介されていました。

高知市の三惠のブースでは商品を自動で包装する機械をPR。訪れた人たちは正確さやスピードの速さを直接目で見て確かめていました。

さらに会場には県内の小・中・高校30校以上からおよそ2700人が招待され、ブースを周りながら担当者の説明に耳を傾けていました。

(来場した高校生)
「(高知の企業について)全く知らなかったです。結構いっぱいあってすごく興味がわきました」
「高知の新しい技術を知れて良かった」

(出展者)
「なかなかこれ(製品)をパネル展示だけで説明しても半分以上伝わらないのがほとんどだと思うので、実際に(会場で)動かすことによって高校生に広くものづくりのおもしろさであったり機械のよさであったりをPRできるいい機会だと思っている」

このイベントは11日まで高知ぢばさんセンターで開かれています。