業績悪化のため事業を停止していた仙台市に本社を置く「東北自動車販売」(旧東北三菱自動車販売)が、仙台地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けました。負債額はおよそ10億6000万円です。
今月2日付けで仙台地方裁判所から破産手続き開始決定を受けたのは、仙台市泉区に本社を置く東北自動車販売(旧東北三菱自動車販売)です。
帝国データバンク仙台支店によりますと、東北自動車販売は1954年に旧東北三菱自動車販売として設立され、県内におよそ10店舗を展開、2003年には95億円あまりの売り上げがありました。しかし、三菱自動車の燃費不正などで販売不振に陥り、2023年の売上高は9億4200万円で大幅な債務超過となっていました。その後も営業力の弱体化により店舗の閉鎖などを進め仙台市と名取市の3店舗で営業を続けていましたが、11月2日にいずれも事業を停止していました。
破産管財人によりますと現在の負債額はおよそ10億6000万円だということです。














