11月8日は二十四節気の一つ『立冬(りっとう)』、暦の上では冬の始まりとされます。空気が乾燥するこの時期、高知県土佐清水市の海沿いではイカを天日に干す光景が見られます。

土佐清水市養老、国道沿いの海に面した高台にずらっと並んだイカ。「鮮魚一八」はこの時期、取り寄せたイカの身を竿に吊るして天日や潮風にさらし、“一日干しのイカ”として販売しています。干しているのは日本海でとれた肉厚のスルメイカ。焼いた時に香ばしさが際立つよう、皮は残したままで、水気を無くしてうま味を凝縮させます。柔らかい太陽の日差しと適度な風で、早ければ3時間ほど、遅くとも半日で程よい柔らかさを保った状態に仕上がります。
(鮮魚一八 山下敬二さん)
「うちのイカは柔らかくて皮付きなので、焼いた時の香ばしさと甘みを味わって欲しいです」
今年は、全国的にイカの漁獲量が少ないといい、店では、良質のイカが手に入れば春先まで、随時、天日干しを行うということです。














