宮城県加美町に建設中の風力発電施設を巡り、事業者に土地を使用させないことなどを求めて町民が町長を提訴している問題についてです。8日開かれた第一回の口頭弁論を受け、石山敬貴町長は契約の見直しを図る方針を示しました。

石山敬貴加美町長:
「私としては原告側が指摘している部分に関しては、交渉次第になるが、原告の主張を受け入れていきたい」

石山敬貴加美町長は8日の会見でこのように述べ、2020年3月に町が風力発電事業者「JRE宮城加美」との間で結んだ契約について見直しを図る方針を示しました。

JRE宮城加美が加美町に建設中の風力発電施設を巡っては、町と事業者が結んだ町有地の貸し付け契約は違法だとして、町民15人が町長に対し、契約を是正するまで事業者に土地を使用させないよう求めています。

8日、仙台地裁で開かれた口頭弁論でも原告側は「町にとって不利益な条項は契約から削除すべき」と主張していました。

石山町長は「事業者との交渉次第」としつつ、発電施設が稼働予定の来年4月までには原告側の求めに沿う形で契約内容の見直しを図りたい方針です。

この問題を巡っては、裁判が起こされた後の今年8月に加美町長選挙が行われ、風力発電施設の建設を推進してきた前町長を破り、反対を公約に掲げた石山町長が当選しました。