紅茶と合わせて軽食やスイーツを楽しむイギリス発祥のアフタヌーンティー。11月に盛岡市のホテルで開かれるアフタヌーンティーのイベントで提供されるメニューを、調理を学ぶ市内の高校生が考えました。使うのは盛岡産の食材です。

メニューを考案するのは盛岡誠桜高校の食物調理科と調理師パティシエ専科の25人です。
この取り組みは、盛岡市が進める事業「美食王国もりおか」の一環として行われているもので、考案されたメニューは25日に市内のホテルで行われるイベント、「アフタヌーンティーパーティー」で提供されます。
イベント開催を前に8日、事前の試食会が行われました。
生徒は9のチームに分かれて軽食かスイーツを一品ずつ担当します。使用されるのは、リンゴや短角牛といった盛岡産の食材です。
その一つが岩手のブランド米「銀河のしずく」をリゾットにしたものとカスタードクリームを混ぜて作るタルトです。

(生徒)
「米の柔らかさを保ちつつ、形を残す部分やほかのパーツとの組み立ても考えて頑張りました」
(リポート)
「カスタードクリームの甘さがきますが、お米のもちもち感やつぶつぶ感が伝わってきて合う」

8日は会場となるホテルの料理人たちも試食を行いました。そしてそれぞれのチームに味付けや盛り付けなどについてアドバイスしていました。

(ホテルメトロポリタン盛岡 狩野美紀雄 総料理長)
「盛岡の食材をうまく使っていていい出来になっていると思います。地元のものを生かす調理方法をしっかり学生のうちに体験することによって、働きだしたときのアイデアに生きるんじゃないかと思います」

今後、高校生考案のメニューは料理人によって改良が加えられる予定で、アフタヌーンティーパーティーの当日は生徒たちも接客を担当します。