営業を停止した岩手県奥州市のペット販売店に、およそ200匹の動物が取り残されていて、県が保護し、29日から新たな飼い主を探しています。

 動物が取り残されたのは奥州市にあるペット販売店です。店は5月末で動物取扱業の登録期限が切れたため営業を停止していて、200匹を超えるイヌやネコなどの動物が店内に取り残されました。
 県は緊急事態にあたるとして動物を県内9つの保健所に順次移送していて、新たな飼い主への譲渡に向けた取り組みを、29日始めました。
 また県は動物愛護団体や獣医師会など県内12の団体に動物の救護を要請しました。
 県民くらしの安全課によりますと、保護された動物のうち1割ほどが皮膚病などの病気にかかっているということです。