日本銀行熊本支店は熊本県内の景気について、緩やかに回復しているとしました。
日銀が熊本県内の景気を分析した「金融経済概観」によりますと、最新の景気は緩やかに回復しているということです。
特に新型コロナウイルスの5類移行で観光の個人消費が増加。またTSMCの進出に伴い、熊本と台湾を結ぶ直行便が就航したことで、インバウンド客が増加傾向にあり、熊本県内の宿泊施設の稼働率や飲食店の利用者数も回復しているとしています。

一方、半導体関連の製造業は、TSMCが稼働を開始する来年度以降に需要が高まると予測しています。

これらのことから、日銀は熊本県内の景気について、今年6月以降、「緩やかに回復している」との判断を維持しました。