青森駅前のにぎわいへ新たな再開発が動き出す見込みです。2020年に閉館した旧・青森国際ホテルの跡地について2024年度からの再開発の準備が進んでいます。
西秀記市長
「本市の市街地の活性化、都市機能の更新に大きく寄与するもので大変喜ばしく思っており市の街づくりに大きく貢献していただけるものと期待をしております」
7日の定例会見で青森市の西市長は新たな再開発へ期待を込めました。旧青森国際ホテルは新型コロナウイルスなどの影響を受け、運営会社が2020年に自己破産を申請し閉館しました。市などによりますと2024年3月、ホテルを所有する城ヶ倉観光などが準備組合を組織し再開発事業を検討してきました。
事業の対象区域は0.8ヘクタールで構想では2024年度以降にホテルを解体したあと商業施設や集合住宅、駐車場などを併設する複合施設を2028年までに完成させる予定です。青森市の中心街では2023年4月に旧中三青森店の跡地に複合商業施設「THREE」がオープンしたほか6月には13階建ての複合商業ビルが完成するなど再開発が進んでいます。
長らく客足の低迷が続いた市中心部の活性化に市民からは期待の声が多く聞かれました。
青森市民は
「周りが店を閉めたりそういうちっちゃいのがいっぱいあるでしょだから再開発はいいと思います。THREEができたおかげで若い人が増えたでしょ」
青森市民は
「いいんでないですかにぎやかになってここらへん」
Q.にぎわいがもっとあればいいのになと思ったりしていましたか?
「思ってました。五所川原のエルムみたいにいっぱいあれば人が集まるし。」
再開発を検討している準備組合の神克行代表はこうした市民の期待に応えたいとしています。
旧青森国際ホテル跡地地区市街地再開発準備組合 神克行代表
「青森市が掲げている魅力の強い人が行き交うような街づくりをコンセプトにしていますのでそれに少しでも貢献できるようなものができればと思っております」
市では国の補助金を活用して解体や建築費用の支援を検討したいとしています。