おいしそうなズワイガニ!新潟県 村上市の中学校で地元の食材のおいしさを味わってもらおうと、1人につきカニ一杯。特別の献立に子どもたちは夢中でした。

運ばれてきたのは…大量のズワイガニ!
大切に並べて…ここは料亭!?いえいえ、村上市の岩船中学校です。


【記者リポート】
「楽しみにしている給食の時間。きょうはなんと、トレーの上に1人一杯のカニがのっています。何と贅沢な光景なんでしょうか」

この日のメニューは、岩船産のズワイガニがどーん!
同じく岩船産のアンコウ汁にマダラの竜田揚げなど、岩船づくしの特別給食です。

「カニの脚と甲羅を一気に取ります」

地元で取れたカニを初めて手にしたという生徒たち。むき方を学ぶその目は真剣です。

3年生は
「筋って言われたけれど、いまいちどこか分からない…。あんまりこの状態で食べることない」

それもそのはず…村上市内の漁港で水揚げされるズワイガニは、ほとんどが首都圏や関西に出荷されるため、そのおいしさは市民にあまり知られていないのです。

そこで、地元の漁協が子どもたちに味わってもらいたいとズワイガニとアンコウを提供しました。

そのお味は…?
「え!うま!めっちゃうまい!食べてみ!めっちゃおいしい!」

「うまいです!おいしいです!」
身がぎっしり詰まったカニに笑顔が止まりません!
【生徒は】「(地元で)カニが食べられるのは初めて知りました。他のいろいろな地域の人にも食べて欲しいなと思いました」

この日振舞われたズワイガニは、1杯2500円から3000円ほどで販売されているそうで何とも豪華な給食となりました。

【生徒は】「提供してくれる人の温かさも感じたし、おいしいものに恵まれているっていう岩船の良さも感じたので、すごいよかったです。岩船の良さはこういうところなんだよって伝えられるように発信していきたいです」

【新潟漁業協同組合 岩船港支所 伴田航 支所長】「おいしいって言ってくれてすごくうれしかったです。これからも子どもたちに地元の食材を食べてもらって、魚が好きになってもらいたいと思います」

ズワイガニ漁は、2月まで続くということです。