SBCが加盟するJNN系列全体で取り組む「地球を笑顔にするWEEK」に合わせてSDGsに関する特集をお伝えしています。
障がいの有無などに関わらず誰もがアートと出会える場所にしようという、長野県立美術館の取り組みを取材しました。


10月25日の休館日。

スタッフ:「1時半からギャラリートークもありますので、ごゆっくりどうぞ~」

この日、県立美術館は障がいを持つ人を対象に特別に公開されました。

特別鑑賞は美術館がリニューアルした2021年から年に1、2回開催。


入館は無料で、作品の解説には手話通訳や要約筆記がつきます。

聴覚障がいがある女性:
「いろいろサポートしてもらえるのが一番よかった」
「今後もやってほしいですね」

触ることで画を感じてもらおうと、会場には絵具で彩色したキャンパスなども用意されました。


視覚障がいがある男性:
「波のグラデーションも触っていくと・・・違うんだよね」
「ほんとに貴重なんだよ、触れるってことは」
通常の開館日に来ることは?
「私が万が一倒れて、他の方にぶつかって相手の方がけがをしたりする(おそれがある)から やはり無理ですね」
特別開館のほうがいい?
「ええ、要は安心感なんですよ」

今年は2回の特別鑑賞日に県内各地からあわせて250人が参加しました。

展示やワークショップを通じてアートとふれあいます。

身体に障がいがある女性:
「楽しい!楽しいです」
「(普段は美術館に来る機会は)ないです、だから楽しみに待ってます」