今年のWBC、ワールドベースボールクラシックで日本代表を世界一に導いた栗山英樹(くりやま・ひでき)さんが6日夜、高知市で講演し、野球選手を夢見る生徒たちに熱いエールを送りました。

中学生や高校生たちに語りかける2023WBC日本代表の監督を務めた栗山英樹さん。6日夜高知市で開かれた講演会は生徒たちの夢を応援しようと高知ニュービジネス協議会が企画しました。会場には県内の野球部員を中心におよそ900人の中高生らが訪れ、栗山さんの「夢をかなえる力」をテーマにした講演を真剣な表情で聞き入っていました。

講演後、参加した生徒からは「後悔のない人生にするためにはどうすればいいか」という質問が。これに対し栗山さんは「先のイメージを持ちながら自分に必要なことをすれば、悔いは残らない」とアドバイスしました。

「すごく貴重な体験ができてうれしかった。大谷翔平選手の『自分で努力していない感情』それを大事にしていきたい」
「陰で努力することの大切さを学びましたし、野球をしていく中で努力が大切なんだなと思いました」

(栗山英樹さん)
「才能や能力よりも自分ができないと諦めてしまうことが一番マイナスであって、自分ができると信じていけば、やれるまで我慢できるのであれば、何か起こることだけは伝えてあげたかった。現場で若い子たちを預かって、本当に間違いないと思うので、ぜひ自分のことは信じて大切にして頑張ってほしい」

中高生たちにとって栗山さんの言葉は、夢に近づくための大きな一歩となったようです。