5日まで行われた秋の高校野球四国大会で、高知が準決勝に勝利してセンバツ出場を“ほぼ確実”にし、決勝では2年ぶりの優勝も果たしました。準決勝は高知と明徳義塾の“県勢対決”。

序盤は明徳義塾のペースで、初回に1点を先制すると、2回もランナー1塁・3塁のチャンスから8番・池崎(いけざき)がスクイズを仕掛け、2対0とリードを広げます。

対する高知は4回、2アウトからランナー2塁のチャンスを作り、5番・辻井(つじい)のタイムリーツーベースで1点を返すと…5回には、1アウト・ランナー3塁で、9番・平(たいら)の打球はセンターへ…これが犠牲フライとなり、同点に追いつきます。

緊迫したゲームが動いたのは7回でした。高知が1アウト・ランナー2塁のチャンスを作り、7番・日野(ひの)。振りぬいた打球はレフト線へ抜けていきました。高知が終盤に1点をもぎ取りこの試合、逆転に成功します。

このリードを守り切った高知が準決勝を制し、来年春のセンバツ出場が”ほぼ確実”になりました。高知は5日の決勝も制して2年ぶり8回目の優勝。15日に開幕する明治神宮野球大会への出場も決めました。

(平悠真 投手)
「チームの目標が『日本一』なので、日本一に向けてこれからも頑張っていきたい」

(濵口佳久 監督)
「うちのチームはピッチャー中心にしっかり守って勝つチームなので、それは継続しながら、しんどいゲームでも自分たちの野球ができるように、心も体もしっかり鍛えながらやっていきたい」