過去最多の人出となった今年の信玄公祭りですが、甲州軍団が出陣する直前に世紀の対決が繰り広げられました。
それは信濃の国からの伝達は狼煙が速いか、特急あずさが速いかです。さて結果はどうなったのでしょうか?

甲州軍団出陣の日、長野県の上諏訪駅前に伝令役の足軽3人が現れました。
諏訪市から甲府市の武田神社まで17か所を狼煙でつなぐ「狼煙リレー」です。

50回目の信玄公祭りの今年は、戦国時代の伝達手段の狼煙と特急あずさ、どちらが速く伝令を伝えられるかの競争が行われたのです。

伝令役 中込幹也さん:狼煙には負けません、勝ちます
伝令役には甲斐市の保坂武市長も付き添います。

出発式で上杉謙信の動きを伝える密書が伝令役に手渡され競争スタートです。

午前11時33分、あずさが上諏訪駅を出発

同時に駅前の山から狼煙が上がります。

山梨県内に入った狼煙は北杜市、韮崎市、甲斐市、甲府市の10か所をリレーします。

一方あずさは12時16分に甲府駅到着。

構内放送:狼煙リレーが行われています、伝令が到着しました

甲斐市 保坂武 市長:若い者は急げ、急げ

最終ポイントの愛宕山ではまだ狼煙が上がっていません。

あずさに乗った伝令役は武田神社までの2㎞余りを馬の代わりに自転車で走ります。

世紀の対決、まもなく決着です。