仙台市に本社を置く「東北自動車販売」(旧東北三菱自動車販売)が、事業を停止し、仙台地方裁判所に自己破産手続き開始を申し立てたことがわかりました。

自己破産手続き開始の申し立てをしたのは、仙台市泉区に本社を置く「東北自動車販売」(旧東北三菱自動車販売)です。

6日朝、太白区の西多賀店の店舗には、破産手続き開始の申し立てを告げる告示書が貼り出されていました。タイヤ交換で訪れた長年の顧客は。

閉店した店を訪れた客:
「東北三菱で車を買って、30年くらいになります。タイヤ交換で予約したばっかりで、準備していたのですが困ってしまいました」

帝国データバンク仙台支店によりますと、旧東北三菱販売は、1954年の設立で、県内におよそ10店舗を展開し、2003年には95億円あまりの売り上げがありました。しかし、三菱自動車の燃費不正などで販売不振に陥り2020年の売上高は13億円弱と大幅な債務超過になり、負債額は13億4900万円にのぼっていました。

三菱自動車の販売ディーラーは県内では他に「宮城三菱自動車販売」がありますが、今回、自己破産手続きを開始した「東北自動車販売」とは別の会社です。