プロ野球の「SMBC日本シリーズ2023」は5日に第7戦が行われ、阪神タイガースがオリックス・バファローズとの“関西対決”を制し、38年ぶりとなる悲願の日本一を達成しました。新潟医療福祉大出身のプロ2年目・桐敷拓馬投手(24)は9回裏に登板しヒットを打たれましたが、後続をダブルプレーに打ち取り無失点でした。
お互いに3勝ずつを挙げ、勝ったほうが日本一となる5日の第7戦。
試合が動いたのは、4回表でした。阪神はヒットと死球で1アウト1、2塁とすると、5番・ノイジーがレフトスタンドに飛び込む3ランホームランを放ち、先制します。
さらに阪神は5回にも、1アウト1、3塁から3番・森下翔太がタイムリーツーベースを放つなど、この回3点を挙げて6対0。その後も1点を加えてオリックスを突き放します。
投げては先発・青柳晃洋が5回2アウトまで無失点で切り抜けると、その後は継投に入ります。5回2アウトから島本浩也、そして6回からは伊藤将司がマウンドに上がると、オリックス打線を0点に抑えます。
9回からは新潟医療福祉大出身のプロ2年目・桐敷拓馬が登板。オリックス、この回先頭の3番・紅林功太郎に粘られヒットを打たれるものの、続く4番・森友哉をダブルプレーに打ち取り、12球投げたところで桐敷は交代。最後は守護神・岩崎優に託します。意地を見せたいオリックスは5番・頓宮裕真が岩崎の初球を完璧にとらえ、ソロホームランで1点を返しますが、反撃はここまで。
阪神が7対1でオリックスを破り、1985年以来38年ぶりとなる日本一に輝きました。