食と農業が抱える課題を考え、世界に発信する会合が4日、上田市で開かれました。

「食と農メガアライアンス」は、食の安全保障強化に向けた取り組みが課題となる中で、行政・農家・民間企業などの垣根を超えて課題を共有し、連携していこうと、初めて企画されたものです。

会合には国内外からおよそ70人が出席し、実行委員会の会長で上田市の農家・柿嶌洋一(かきしま・よういち)さんは「世界は食料の確保が最優先となっている」と課題発信の重要性を強調しました。

日本の食料自給率は、2019年度は38%と低下の一途をたどっていて、農業の担い手不足解消につながる農家の利益確保も、大きな課題となっています。