大きな体と陽気な性格から「大ちゃん」の愛称で親しまれた、大相撲元大関・朝潮の長岡末弘(ながおかすえひろ)さん(高知・室戸市出身)が亡くなりました。67歳でした。

大相撲高砂部屋高知合宿(2018年10月) 右端が元大関・朝潮の高砂親方(当時)

長岡さんは近畿大学時代にアマチュア、学生横綱の2冠を達成し、高砂部屋に入門。強烈な突きと押しが持ち味で、1978年(昭和53年)に初土俵を踏んだ後、わずか4場所のスピード出世で入幕。1985年(昭和60年)春場所では13勝2敗で初優勝を果たし、1989年(平成元年)春場所で現役を引退するまで殊勲賞10回、敢闘賞3回、技能賞1回を獲得しました。

引退後の1990年(平成2年)に若松部屋を創設し、2002年2月に高砂部屋と合併。7代目高砂を襲名後は師匠として元横綱・朝青龍や、元大関・朝乃山らを育てました。

葬儀・告別式は未定で、関係者によりますと長岡さんはがんを患い、春先から体調が優れなかったということです。

■元大関・朝潮太郎
高知県室戸市出身
身長183センチ、体重186キロ
得意技:突き・押し
幕内優勝1回、幕下優勝1回
大関在位:昭和58年5月場所~平成元年3月場所(36場所)
生涯戦歴:564勝382敗33休(67場所)
幕内戦歴:531勝371敗33休(63場所)
大関戦歴:294勝203敗33休(36場所)