高知を拠点に活動していたバンド「ジャアバーボンズ」が、このほど、冬のツアーを開催します。ツアーへの意気込みや、拠点を関東に移してからの活動、そして"高知への思い”を聞きました!

沖縄県出身のメンバーで構成されたバンド「ジャアバーボンズ」。かつては拠点を高知に置き、バンド活動のみならず"棚田のオーナー”として稲作にも取り組むなど、多くの県民にさまざまな形で親しまれてきました。

ステップアップを目指して、2019年に拠点を関東に移しましたが、"コロナの波”にのまれ、当初の予定を変更することを余儀なくされました。

■ボーカル・TAKANOさん
「『東京で活動するぞ』っていう中で、もうレコーディングとかも全部決まって、『MONGOL800』の高里さんプロデュースでCDも作らせてもらったんですけど、それを持って『さあ全国ツアーだ!』っていうタイミングでコロナになって、全部なくなったね」

活動の"柱”である「ライブ」ができなくなる…という想定外の事態の中、助けてくれたのは「高知の人たちだった」といいます。

■ボーカル・YASUさん
「僕らには、この故郷の"高知”があったので、高知県で動画配信をさせてもらったり、遠足みたいに屋外でイベントをやったり、高知でバーベキューイベントをやったり…。と、"ライブじゃないジャアバーボンズ”という、1つ何か『幅が広がった』というか、そこはすごく『高知県に助けられた』っていうのが大きい」

拠点を移しても『高知は大切な場所である』と話すジャアバーボンズ。コロナ禍が明け、ライブ活動を再開した今、改めて、『音楽を通して高知の人たちに伝えたい思いがある』と話します。

■ボーカル・TAKANOさん
「東京でやってきて成長した姿を『地元の高知で見せられる場』があれば、僕らも絶対来ますし、そこで見せられる僕らの姿を見て『あいつら東京でも頑張っているんだな』って、そう思われたらうれしいなと思って、帰って来ている」

そんな「ジャアバーボンズ」が、このほど、"3人体制”となって初めてのツアーを開催します。"ツアーファイナル”の会場は『高知』。どんな思いで挑むのでしょうか。

■ギター/三線/ボーカル・志門さん
「『夏祭り』ってあるじゃないですか。なんで『冬祭り』って無いのかな?…って。夏祭りに浴衣を着るじゃないですか、それを『1回で終わらせるのはもったいないな』って。『熱いライブをしようぜ!』というコンセプト…なのかな???」

■ボーカル・TAKANOさん
「(笑)」

■ボーカル・TAKANOさん
「"ファイナル”なので、高知県外からもお客さんが来てくれると思うので、そこで『高知って最高だな!』って思ってもらいたくて"ファイナル”に持ってきているので、年末、ここでみんなと盛り上がりたい」