重量挙げのマスターズ大会で日本一に輝いた青森県弘前市の野呂洋さん(80)です。20代で競技から引退も70代になって復帰。青森県内最高齢の現役選手が記録を追い求め、挑戦を続ける訳とは。

息子や孫ほどの選手に交じりバーベルを持ち上げる野呂洋さん。1942(昭和17)年生まれの80歳です。青森県内最高齢の重量挙げ選手として弘前市内の体育館で週2回、練習に打ち込んでいます。

※野呂洋さん
(記者「しんどくないですか?」)「いや別に。たのしみにしてきているから」「よっしゃっ」
野呂さんは、9月のマスターズ大会で世代別のクラスで2連覇の偉業を達成。スナッチ34キロ、ジャーク40キロ、トータル74キロで大会記録を塗り替えました。
いずれも79歳で出場した前回大会の記録を上回り、“進化”を証明しました。

※野呂洋さん「練習すれば練習するほど少しずつでも記録が伸びる。記録が伸びれば『ああやったぞ』と快感になった。今年の(全国大会の)金沢よりも来年は1キロでも多く上げたいと挑戦している」