テレビゲームで健康寿命を延ばそうという取り組みが全国で広がっています。高齢者とゲームをつなぐのは遊び方を分かりやすく伝える「健康ゲーム指導士」です。民間の資格ですがその講習会が玉野市の高校で開かれました。
(生徒)
「赤色の太鼓が来たら、真ん中をたたいてもらう、で、みんなはモモをたたいてもらう」
「ドンドンドン」
リズムに合わせて太鼓をたたくテレビゲーム。どうすれば高齢者にルールを伝えられるかを考えたのは高校生です。玉野光南高校で行われた講習会は、日本アクティビティ協会が認定している民間資格「健康ゲーム指導士」の取得を目指すものです。指導士の技術を学べばゲームを通じて地域の高齢者ともスムーズに交流ができるといいます。
(日本アクティビティ協会 川﨑陽一さん)
「ゲームにはいろんな要素が詰まっていまして、いわゆる認知症予防であったりとか、脳の機能を少し刺激するとか、そういった要素に使われることが多い」
(ゲームをする女性)
「パンチパンチ」
協会と慶應義塾大学との共同研究でテレビゲームには判断力など脳の機能を向上させる効果があると、実証されています。
(ゲームをした女性)
「指の運動と頭と脳の活性化だね」
ゲームを取り入れる高齢者施設は、全国で200以上にのぼり指導士の資格保有者も1200人を超えています。学校では9月に高齢者を招いたゲームイベントを開き、地域貢献に繋げたい考えです。
(生徒)
「伝えるために身振りをしたりっていうのが大切だなと思いました。」
「自分のおじいちゃんおばあちゃん含めて、高齢者施設にいる人にもゲームを通じて、元気になってほしい」
若者と高齢者の交流だけでなく健康寿命を延ばすことにもつながる…これからさらに注目されそうな健康ゲーム指導士の資格です。
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