秋の叙勲の受章者が発表され、長野県内では69人が受章します。

内訳は、顕著な功績を挙げた人に贈られる旭日章(きょくじつしょう)が24人、公共的な仕事で功労があった人に贈られる瑞宝章(ずいほうしょう)が45人です。

上田商工会議所の会頭を2022年まで3期務めた上田市の栁澤憲一郎(やなぎさわけんいちろう)さん70歳は、産業振興功労で旭日小綬章(きょくじつしょうじゅしょう)を受章します。

栁澤さんは、商業、観光、地域振興に力を注ぎ、新型コロナの影響を受ける事業者の支援にも取り組みました。

一方、岡谷市の平出精密(ひらいでせいみつ)・社長の平出正彦(ひらいで・まさひこ)さん70歳は、中小企業振興功労で旭日単光章(きょくじつたんこうしょう)を受けます。

平出さんは、半導体製造装置や医療機器向けの板金加工を手がけるほか、諏訪地方の事業者のグループでも強いリーダーシップを発揮し、地域の活性化に貢献してきました。