岡山県瀬戸内市の国立ハンセン病療養所・長島愛生園で、入所者らが制作した美術作品などの展示会が開かれています。

波止場に座る少女の背景に、灯台が光っています。療養所で思い描いた心象風景です。
展示会には絵画・陶芸などの美術作品や文芸作品など、幅広い分野のおよそ85点が並べられ、表現する喜びが伝わってきます。

今回のテーマは「今」。平均年齢が88歳を超える入所者たちの「今」が見える展示会です。
(長島愛生園 入所者自治会 中尾伸治会長)
「がんばってるでー、というところをみてもらったらいいかな。がんばって作品が出せたというね」

「長島愛生園総合展示会」は11月5日までで、誰でも鑑賞できます。
