季節外れの暑さが続いていますが、冬に向けて準備も進んでいます。雪のシーズンを前に2日、JRでは除雪車両の整備が行われました。
鳥取県米子市のJR後藤総合車両所で実施されたラッセル車の整備。
レール上の雪を取り除く「フランジャー」や積もった雪を線路の外に出す「ウイング」が正常に動くか、また、車両のボルトにゆるみが無いかなどを確認しました。
JR山陰支社管内には、鳥取と米子の車両基地にあわせて3両のラッセル車が配備されていて、レールの高さを超える積雪が予想される場合に出動します。
後藤総合車両所運用検修センター 武良龍太郎さん
「今年の冬は暖冬と予報が出ていますが、ラッセル車は山陰の鉄道の冬を守る重要な車両であり、毎年冬に向けて入念な点検をしています」
整備を終えたラッセル車は今月6日から試運転を行い、雪の季節に備えます。