今年の秋の褒章の受章者が発表され、県内在住では6人が受章します。

内訳は、業務に精励し模範となるような実績を挙げた人に贈られる黄綬褒章が1人。

公共の仕事に尽力した人などに贈られる藍綬褒章が5人です。

このうち、須坂市の民生児童委員協議会の会長を務める永田繁江(ながたしげえ)さん75歳は藍綬褒章を受章しました。


永田繁江さん:
「(大切にしているのは)言葉がけかな。そうするとわりと安心して話してくださる」
「相談してもいいのかなという雰囲気が出るみたいで」


永田さんは2001年から民生・児童委員として活動し、高齢者や障がい者を中心に地域住民の相談にのり、行政への橋渡しなどを行っています。

地域の高齢者宅を訪問した永田さん:
「こんにちは~お元気だ・・・よかった」

(会話の内容は?)
永田さん:
「一番は健康、お変わりないですかって・・・」
訪問先の人:
「まっさきに身体大丈夫?って言われるから、具合悪くしたときは今月は具合悪くしました、とかそういう話だね」
永田さん:
「あとご近所情報を聞いたりねお仲間の・・・」

市の広報紙などを家庭に届ける際も1人ひとりに直筆のメッセージを添えています。

永田繁江さん:
「電話じゃダメなのね、顔を見て体調がわかるし」

病気を抱える高齢者や子育ての悩みを抱える親のフォローなど難しい問題も多いものの、永田さんは「人の縁に支えられて成長できた」と振り返ります。


永田繁江さん:
「やりがいはね、ありがとうと笑顔が帰ってきたとき」
「やっぱり信頼関係が出来上がって本当に安心して話ができるときかな」