踏切での事故を防ぐため、11月1日、高知県黒潮町の児童たちが遮断機が下りた踏切からの脱出方法などを学びました。

1日から始まった「踏切事故防止キャンペーン」に合わせて土佐くろしお鉄道・中村線の入野踏切で行われた訓練には、黒潮町役場や四万十自動車学校の職員、上川口小学校の5、6年生、13人などが参加しました。

児童たちは下りた遮断機のバーは持ち上げられることや、車で踏切を渡る際、途中で遮断機が降りてしまった時は、遮断機のバーを車のボンネットで押し上げて走り抜けられることを学びました。また、列車の運転士に緊急事態を知らせるため、踏切に備えつけられている非常ボタンを押してランプの点灯させたり、発炎筒で知らせたりすることを学びました。

「やり方は出来るけど大人と一緒にやらんとちょっと怖かったです」
「最初、重そうに見えたけど持ち上げてみたらすごく軽くてちょっとびっくりしました。発炎筒を見たことあるけど使い方を知らなかったので、知ったことを(親に)教えてあげたいです」

また、土佐くろしお鉄道の社員たちが通りかかったドライバーにチラシを配って一時停止や左右の確認をすることなどを呼びかけました。「踏切事故防止キャンペーン」は11月10日まで行われます。