高知県内の中山間地域が抱える課題が逆にビジネスチャンスになるのでは?県外企業を招いた新たな取り組みが始まっています。

このツアーは県が中山間地域の産業振興につなげようと今回初めて実施しています。10月31日から来年1月までの3か月間に2泊3日のツアーを3回、合計9日間で嶺北地域や高知市の現状と課題を知ってもらうプログラムとなっていて、東京や大阪、福岡などからIT企業の経営者ら13人が参加しています。

11月1日は土佐町の集落活動センターの担当者から地区の現状や活動内容が報告されたほか、地元企業から事業拡大をするにあたっての課題が報告されました。参加者からは「雇用を生み出すためにどれくらいの商品を売れば良いのか数字での見える化が必要」といったアドバイスが出されるなど、地域の人と都市部の経営者らが活発に意見を交わしました。

参加者たちは来年1月に自分たちの会社でできる課題解決をプレゼンすることになっていて、県は今後も「さまざまな形で人材の交流を実施し、中山間地域の課題解決を進めていく」としています。