長野県内有数のそばどころとして知られる長野市戸隠で、新そばの時期を告げる恒例の祭りが始まりました。

地元のそば職人が手際よく打っているのは、10月に収穫されたばかりのものを使った新そばです。

戸隠神社の中社では1日、豊作を感謝し、新そばを納める毎年恒例の『献納祭』が開かれました。

2023年のそばは、暑い日が長く続いたため、収穫量は2022年よりも減りましたが、品質は良いといいます。

打ちあがった新そばは、およそ30人の手で社殿に運ばれ、神社に納められました。

徳武祐介(とくたけゆうすけ)実行委員長:
「(新そばは)この時期にしか味わえないお蕎麦ですので、ぜひ召し上がっていただきたいですね。ぜひ足を運んでいただいて、外国人の方も最近また増えてきたのでそういう方にも召し上がっていただきたいですね」

1日は、戸隠にあるそば店11店舗で、献納されたものと同じ粉を使った新そばが数量限定で提供されました。

埼玉から:
「みずみずしい感じがするんですよね、あとはツルツルっとのどごし良く入っていきます。とてもおいしいです」

山梨から:
「最高においしいですね。なんか普通の新そばよりまた違った味ですよね。1年に1回の今年の中できょうしかないわけですからね、こんなの初めてですよ」

6日からは、食べ歩きのイベントもスタート。

それぞれのそば店などで販売されるチケットを2000円で購入すると、24日まで3つの店舗で通常の半分の量「半ざる」を食べ比べることができます。