■夜の帳が下りた河川敷 夢の時間が始まる

午後7時から始まった紅テントでの公演では、時間の経過も演出のひとつです。ラストシーンでは、岡山の夜景も物語に組み込まれます。

(劇団唐組 久保井研座長代理)
「10年おきに岡山にやってまいりましたが、もっと頻繁に来たいと思います。本日は誠にありがとうございました」

(観客)
「なんかもっと分からないかと思ったけど。面白い?」
(子ども)
「うん」

(観客)
「本当に間近で役者さんをみられて、本当に幸せでした」


(観客)
「今回もとっても良かったです。特に最後の舞台壊しの“メリー・ポピンズ”が良かったですよね。また来ますよ。生きている限りね」

■劇の記憶を残し 河川敷は日常に戻る

(NPO法人アートファーム 大森誠一代表)
「きのう(18日)、きょう(19日)ご覧になった方が、旭川の河川敷に来ることもあると思うんですよね。でも思い出だけが記憶だけが残っていて、河川敷には何も無いという。これが野外劇ならではの醍醐味ですよね。世代や性別や障害がある無しにとか関係なく、この河畔芸術祭に関わったり、観たりしていただきたい」

紅に灯された河川敷は・・・
再び日常へと戻りました

令和に時代が変化しても、世代を越えて伝わるものがある。すでに象徴的な紅のテントはありませんが、岡山の地に確かに刻まれた野外演劇の文化です。