高知の人たちにもっと野菜をとってもらおうと、大手食品会社と高知県がコラボした取り組みが始まりました。

10月31日から県内で始まったこのプロジェクトは、食卓に野菜を積極的に取り入れてもらい、健康増進につなげてもらおうというもので、県と味の素が連携して行っています。

2回目となる今回は、県内34の量販店で、手軽に野菜をとることができるメニューを掲載したリーフレットを配布。31日は関係者らが料理を試食し、おいしさをPRしました。

今年は鍋料理や炒め物などリーフレットで紹介する料理の幅を広げたほか、ニラやナスなどの香味野菜を使うことで、野菜の摂取量を増やすだけでなく減塩にも配慮したメニューとなっています。

厚生労働省は1日350グラム以上の野菜をとることを推奨していますが、県内の野菜摂取量は平均で男性が259.5グラム、女性が273.7グラムとなっています。味の素の担当者は「プラス片手分の野菜が求められるが、料理の工夫次第では簡単に実現できる」と話します。

(味の素 亀谷伸生 中四国支店長)
「いろんな工夫をして食べてもらうことで、350グラムに届くと思っていて、それがおいしいメニュー、おいしい(高知の)素材であれば、十分到達できる目標だと思っている」

プロジェクトは11月30日まで行われます。