30日、俳優の北村総一朗さん(88)が自身のブログを更新し、すい臓の腫瘍の治療について近況を綴り、闘病への決意を新たにしました。

北村さんは「放射線治療後の初めての診察。」と題し「病魔と剣を交えた前半戦の勝負は、どうやら私の方に有利に進んでいるようだ。」と語っています。「重粒子線治療終了三ヶ月後の最初の検査結果が極めて順調」「腫瘍も大きくなってはおらず、今の所、転移は見られない。」と安堵を見せながらも「正直なところ、この日迄の三ヶ月間、戦々恐々、不安で落ち着かない軟弱な自分の姿を見せつけられた。」と振り返っています。

      
北村総一朗さん ブログより(診察を受けた病院前にて)



さらに「医師から、まず順調な経過報告事を告げられた後、これは決して根治したのではなく、これから、いつ転移が現れるかわからないこと、3ヶ月点検はこれからも続けていがなければならない事、重粒子治療の副作用はこれからも一年かけて現れる。」と、今後も慎重に構えてゆかねばならないことを、自らに言い聞かせるように綴っています。

北村総一朗さん



しかし「私の場合、所詮は、老化という普遍的機構に戦いを挑む、儚い抵抗だろうか。もしそうであったとしても、益々、進取果敢に歓声をあげて前へと突撃して見せると意を決している。」と、強い気持ちを込めています。

北村さんは自身のブログに、今年5月「永らえる」と題して膵臓に腫瘍が発見されたこと、今年7月には「重粒子線」による治療を行ったことを投稿していました。

【担当:芸能情報ステーション】