駒ヶ根市で干し柿の一種「あんぽ柿」の加工が始まりました。

「あんぽ柿」の加工は、駒ヶ根市にあるJA上伊那の作業場で31日から始まりました。


専用の機械を使って、一つひとつ丁寧に柿の皮をむいていきます。


「あんぽ柿」は、水分量が30%以上と一般的な干し柿より高く、なめらかでとろりとした食感が特徴です。

荒廃地で柿を育てて地域の特産品にしようと、2008年から地元の有志が研究会を立ち上げ、全国に出荷しています。

今年の柿は夏の猛暑の影響で、若干小ぶりなものの、品質には問題ないということで、13トンほどの出荷を見込んでいます。

竜東あんぽ柿研究会 木下重夫会長:
「試食した方のほとんどが買っていく。非常においしい。ほかの果物と比べてということができないような独特の甘さがある」


加工した柿は1週間ほど乾燥させたあと、11月上旬から全国に出荷されます。