子どもたちのある病気に今、要注意です。
にこまるえん白石 大澤えりか 園長
「下痢のお子さんが多い。忘れたころにおう吐の子が出てきたり…」
今、道内各地で増えているのが、子どもの胃腸炎。その増えた原因に、私達の生活の中ですっかり根付いた、ある習慣が関係している可能性が…もうひとホリします。
札幌市白石区の保育園「にこまるえん」です。ことしは春先から胃腸炎が流行りだし、3か月ほどたった今も、嘔吐や下痢をする子が収まらないといいます。
札幌市 感染症医事担当課 寺田健作 課長
「5月中旬をピークとした高止まりの状況が続いている」
3年ぶりに増えている胃腸炎、原因はさまざまですが、感染が広がる一因として札幌市保健所が注意を呼びかけているのが…
札幌市 感染症医事担当課 寺田健作 課長
「集団感染が起きたところで、アルコール消毒をしていたというところもあったので、感染性胃腸炎に対してはアルコールではなくて次亜塩素酸での消毒が大事」
実はアルコール消毒は、胃腸炎の原因のひとつであるノロウイルスには効果を発揮しません。
保護者
「全然知らなかったです」
「手間かかるなって感じですよね」
「上の子が1年前に胃腸炎になったことがあったので、場所によって使い分けている」
札幌市 感染症医事担当課 寺田健作 課長
「アルコールが効く感染症と効きづらい感染症があるのは間違いないので、何のためにこの消毒剤を使っているのかという正確な知識が必要だと思う」
子どもが集団で生活する保育園ではどう対策しているのか?家庭でも使えるヒントがありました。
にこまるえん白石 大澤えりか 園長
「まず入室のときに保護者の方やお子さんはアルコール消毒をしています。テーブルとかお子さんが使うおもちゃは次亜塩素酸水を使用しています。こちらは嘔吐のときに使用する次亜塩素酸ナトリウムなんですけど、水とハイターを混ぜて濃度の濃い物を使っています」
場所や状況によって3つの消毒方法の使い分けを徹底。さらに…。
にこまるえん白石 大澤えりか 園長
「嘔吐したときにすぐ取り出せるように用意している。開けると手袋とかビニール製のものが全部入って、これを着用してすぐおう吐処理にとりかかれるように。感染力が強いので、いかに感染を広げないか」
次亜塩素酸ナトリウム水は家庭で使う台所用の塩素系消毒剤から作ることができます。保育園では効果を保つため、およそ1週間ごとに作り替えています。そして何より重要なのは…
札幌市 感染症医事担当課 寺田健作 課長
「基本的には手から感染していく。いずれに対しても手を洗うことがどちらのウイルスに対しても効きます」
例年、子どもの胃腸炎は夏に向けて収束に向かうことがほとんどですが、今年はさらに心配なことも…。
にこまるえん白石 大澤えりか 園長
「ことしはコロナはまだ落ち着いていないけど、少しずつ(イベントを)再開していきたい。夏ならではの感染症でヘルパンギーナとかプール熱はこれから暑くなるので懸念している」
北海道医療大学の塚本容子教授は、消毒の問題以外に、「免疫力の低下」の問題があると指摘しています。消毒、マスク、手洗い徹底という新型コロナウイルス対策で、ここ2年間、過去にあった感染症流行はどれも減っていた。実は子どもたちが「免疫力をつける機会が減っている」と指摘しています。
6月27日(月)「今日ドキッ!」午後6時台
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