9月の岩手県内の有効求人倍率は8月を下回る1.22倍で、雇用情勢は持ち直しの動きが弱まっています。

有効求人倍率は仕事を求める人1人に対する求人数を示すもので、岩手労働局によりますと、9月の岩手県内は1.22倍でした。8月を0.01ポイント下回り、3か月ぶりの低下です。
より直近の雇用状態を表す新規求人倍率は1.77倍で、8月を0.20ポイント下回りました。
新規求人を産業別にみると、情報通信業は人材確保が難しく1年前のおよそ6倍となっていますが、運輸業、郵便業は1年前から2割ほど減っています。
岩手労働局は「雇用情勢は持ち直しの動きが弱まっていて、物価上昇などの影響に注意する必要がある」としています。