今年も残り2か月。大分県別府市の公園では恒例となった松の木の「こも巻き」が行われ、冬支度が始まっています。

「こも巻き」は松の木の幹にわらで編んだ「こも」を巻きつけ、害虫を駆除する昔ながらの作業で、晩秋の風物詩です。別府市の中心部にある別府公園ではこの時期、恒例となったこも巻きが31日から行われています。

公園内にはおよそ600本のアカマツやクロマツなどがあります。市の職員らは、園内をまわって一本ずつ丁寧に手作業でこもを巻き、冬支度を進めていきました。

春先になると、害虫が集まった「こも」を焼却して駆除を行います。

(別府市建設部 公園緑地課・三浦優哉さん)「こも巻きをすると公園の中にこんなに松があったんだというのを再発見できると思います。もうすぐ冬が来るんだなと季節を感じていただければ」

別府公園の「こも巻き」は11月1日まで行われます。