仙台徳洲会病院で6人に結核の感染が確認され、仙台市は2017年以来の集団感染と断定しました。

仙台市によりますと、去年7月、仙台市内の70代の仙台徳洲会病院で働く女性が結核と診断されました。このため、保健所が女性と接触があった病院で47人の健康状態を調べた結果、10月19日までに、30代から70代までの5人に感染が確認されました。このうち3人は結核菌の遺伝子型が一致したということです。感染が確認された6人のうち4人は現在も治療中です。

市によりますとこれ以上感染が広がる可能性は低いとみています。

去年仙台市では65人が結核を発症していて、集団感染は2017年7月以来です。市は、年に一度の健康診断を受け、風邪のような症状が2週間以上続く場合は早目に医療機関を受診するよう呼びかけています。