和紙をより多くの人に親しんでもらおうと、和紙人形の作品展が松本市で開かれています。

松本市の和紙専門店「紙舘(かみやかた)島勇(しまゆう)」で開かれている作品展「無垢(むく)」。


市内の和紙人形作家、伊藤叡香(えいこ)さんと、教え子4人による作品26点が展示されています。


このうち、伊藤さんが歌舞伎俳優の市川團十郎さんの襲名披露公演から着想を得たという2つの作品は、北信地方の内山紙などの白い和紙だけで作られています。


伊藤叡香さん:
「白だけで作ると迫力みたいなものがどうしても平面的になってしまうので、色の迫力と白の迫力の違いを見ていただけたらと思います」


伊藤さんの教え子4人が制作した源氏物語や戦国武将などの作品も展示され、和紙の質感や美しさを間近に見ることができます。

和紙人形展「無垢」は11月5日まで開かれています。