東日本大震災と福島第一原発の事故について知ってもらおうと、復興庁による出前授業が27日盛岡市の高校で行われました。

盛岡大学附属高校で行われた出前授業には、3年生の27人が参加しました。講師を務めた復興庁の石垣和子参事官は、今年5月時点で、福島県では原発事故などによりいまだに2万7000人が避難していると説明。風評の影響が出ているALPS処理水の海洋放出については、「正しい情報を正確に理解して判断してもらい」と話していました。

(生徒は)
「自分は福島出身なので震災や復興について知っていたつもりだったんですけど、自分が耳にしているものを深く知ることができて貴重な経験になりました」

生徒たちはこの後、ワークショップで意見交換を行い、福島県の復興や風評の影響について真剣に考えていました。