合唱技術の向上を目指して毎年行われている合唱コンクール全国大会の中学校・高校部門に、高知学芸中学と高校が揃って出場します。支えてくれている人たちに感謝を込め、心を一つに、頂点を目指します。

放課後の音楽室。生徒たちの美しい歌声が響いています。高知学芸中学・高校のコーラス部です。先月、高知で行われた全日本合唱コンクール四国大会で、中学・高校ともに、全国大会への代表権を獲得しました。


(コーラス部 中学3年 土居澄陽 部長)
「高校生と中学生が揃って全国大会に出るっていうのが初めてのことなのでうれしくて涙が出ました」
中学生は2年ぶり5回目の全国大会出場です。去年は他校に代表権を譲ってしまい、悔しい思いをしました。今回、中学生が挑むのは、歌詞の難しい曲。詩集を通して、曲に込められた思いを読み解くことで、言葉のつながりや音色が変化してきたといいます。

(コーラス部 中学3年 土居澄陽 部長)
「全国大会までにたくさん時間をかけて練習してきた。四国の代表としてしっかりいい成績を残せるように楽しんで頑張りたい」
高校生は2年連続3回目の全国大会出場です。部員は1・2年生のみの13人と、出場校の中でも少人数のため、声量を出すことに苦労したといいます。

(コーラス部 高校2生 土居小夏 部長)
「40人以上で来る団体と比べると声量などいろんな面で劣るところがあると思うんですけど、その中で技術や音色に工夫してきたことが功を奏して全国に行けたのかなと思います」
高校生の魅力は、“表現力の幅”をいかした音色を響かせること。自分たちの持ち味と、これまで支えてくれた人たちへの思いを歌にのせ、全国の舞台に立ちます。

(コーラス部 高校2生 土居小夏 部長)
「やっぱり一番は顧問なんですけど、夏休みも休日返上くらいで頑張ってくれているので本当にそこは感謝しかないですし、家族や応援してくださっているOBOGさんへの気持ちも込めて心を一つに頑張っていきたい」
全国大会は28日、高校部門が、29日、中学校部門が、香川県で行われます。














