富山県南砺市の木工所に設置されたカメラが、クルミを食べる3頭のクマの親子の姿をとらえました。クマの異常出没が続くなか、近くにはクマとみられる爪跡も残されていて、社員らは厳戒態勢で仕事をしています。


クルミを吐き出す大きなクマ。こちらは、10月14日の午後4時40分ごろ、監視カメラがとらえた映像です。
親子とみられる3頭のクマがエサを求めるように歩き回る様子が映っています。
この日は午前8時50分ごろにも親子とみられるクマがカメラに近寄り、走り去っていく様子も映っていました。

さらに、10月22日の夜にも…2頭のクマが夢中でクルミを食べている様子が映っていました。
クマが続けて3度も撮影されたのは、南砺市土生で学校用の跳び箱や遊具など木工用品を製造する波多巌木工所です。
波多巌木工所・波多雅一社長:
「ちょっとびっくりして。クマが近くにいる感覚はないんですけど、実際カメラに映っているのでやばいなと」