アメリカの半導体大手ウエスタン・デジタルがキオクシアホールディングスとの経営統合についての交渉を打ち切ったことがわかりました。

スマートフォン向けの記録用の半導体などを手がけるアメリカの半導体大手のウエスタン・デジタルとキオクシアホールディングスは、今月末までの合意を目指して経営統合の交渉を進めていました。

関係者によりますと、きょうまでにウエスタン・デジタルは経営統合の交渉の打ち切りを通知したということです。キオクシアは投資ファンドのベインキャピタルが東芝から買収した半導体事業が前身で、韓国の半導体大手SKハイニックスも間接的に出資しています。

SKハイニックスは、▼将来的にキオクシアとの連携を視野に入れていることや、▼強大な競合相手の誕生に対して危機感を持っていて、経営統合については同意していませんでした。